香水と歴史上の人物
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◆クレオパトラ◆
エジプト最後の女王で、絶世の美女として知られているクレオパトラはバラの香りを好んだと言われ、バラにまつわる数々のエピソードがあります。
クレオパトラは、その美貌で大国ローマの英雄ユリウス・カエサル(シーザー)や、マルクス・アントニウスを魅了しました。その際には自分の体に香りを漂わせ、よりいっそう魅力を高めたと言われています。
これは「キフィ」という調合香料で、バラやユリなど何種類もの花をブドウ酒につけて調合したもので、他国にも輸出されていました。
クレオパトラはいつも寝室の床にバラの花びらを敷きつめ、バラの香料入りのお風呂に入っていました。また、クレオパトラの乗る船には、帆にクローブの油が染み込ませてあり、遠くからでもクレオパトラの船が近づいてきたのがわかったと言われています。
真偽のほどはわかりませんが、クレオパトラが大量のバラを使用していたということが考えられています。
◆ローマ第5皇帝ネロ◆
古代ローマの暴君として悪名高いネロは香料を好み、宮殿の食堂の壁には香りを噴き出す装置を備え付けていたと言われています。また、客間にはバラの花を敷きつめ、庭園の噴水にはバラの花を浮かべていました。宴席では香料を染み込ませた鳥を飛ばしたというエピソードもあります。
ネロの2人目の妻ポッパエアが死去した際にはネロは悲嘆にくれ、遺体の中に香料を詰めて香油の中に漬けたと言われています。この葬儀に使用した香料は、香料の使用生産国アラビアの10年分の出荷量であったと伝えられています。
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